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歯周病は今や日本人の
約8割がかかっている国民病です。
放置すると歯を失う原因となったり、全身の健康を脅かしたりする恐ろしい病気です。
当院では歯周病治療や歯周組織再生療法で患者様の歯ぐきの健康を守ります。

ルミエールデンタルクリニックは、
全国の数少ない国の認定医院
『日本歯周病学会専門医研修施設』

日本歯周病学会専門医研修施設 認定

歯周病のプロフェッショナルが治療を行います

歯周病指導医、認定医、指導医
歯周病治療を担当

重度歯周病の方に
歯周組織再生療法」対応可能

担当歯科衛生士制で長期間の歯周病治療も
最後までサポート

日本歯周病学会指導医、専門医、
認定医とは

当院には、歯周病治療において日本歯周病学会が認定する最高レベルの資格を持つ歯科医師――
「指導医」「専門医」「認定医」が在籍しています。

■ どんな資格なの?

たとえば「認定医」は、以下の条件を満たさなければ取得できません:

  • 3年以上の学会会員歴
  • 学会認定施設での3年以上の研修と臨床実績
  • 学会の教育・倫理講演を複数回受講
  • 書類審査・筆記試験・総合試験に合格

そのうえで、「専門医」は多数の症例報告と口頭試問に合格し、
さらに「指導医」は後進の育成を担う立場として、教育実績まで求められる極めて狭き門です。

つまり――
「歯周病を知り尽くし、治療し、教える立場の歯科医師」がそろう医院です。

進行した歯周病も、「もう抜くしかない」と言われた状態でも、
歯を残せる可能性を高める専門的な診断と治療をご提供します。
「長く自分の歯で噛みたい」と願う方は、ぜひご相談ください。

認定証写真

 

 

日本人の80%が歯周病です

近年の厚生労働省の調査では、成人の約8割が歯周病にかかっていると報告されていいて、軽度の歯周病も含めると、40才以上では5人中4人が歯周病患者であるといわれております。歯周病は、初期段階では、痛みやこれといった症状がほとんどないため(Silent Disease)、症状が現れた頃には既に手遅れになっていることも珍しくありません。

歯周病は、歯を支えている骨や歯肉の病気で、家に例えると「家の土台が柱や家屋を支える力を失っている状態」です。
そうなると、家屋全体がグラつき始め、やがては倒壊してしまいますよね。歯周病もこれと同じく、歯の土台である歯槽骨がだんだんなくなっていき、ついには歯が抜けてしまいます。

歯垢が歯と歯肉の間に隙間(歯周ポケット)に入り、炎症を起こします。この炎症が広がると、歯を支えている歯根膜や歯槽骨が破壊されて歯を固定する力が弱まり、ぐらぐらしてきます。放っておくと最終的に歯が失われてしまうのです。

歯周病にかかった方が喪失してしまう歯の数は、個人差はあるものの、年齢を重ねるにつれて多くなる傾向にあります。歯周病は、重度になればなるほど歯を喪失する可能性が高まります。ただ、歯周病は悪化するのに時間を要するので、早めにケアすることが一番効果的です。歯周病は、歯のグラつきや歯ぐきの腫れといった自覚症状が現れる前の初期段階であっても、細菌が増加している関係で口臭が強くなります。仕事や面接など、大事なシーンで口臭が気になってうまく話せない……といったことがないよう、日頃からケアを心がけておきましょう。

また、歯周病は定期検診を受けることも大切です。自覚症状のない初期段階で歯周病を発見し、早めのケアを行うことで重症化を回避できたり、症状が緩和した後の定期的なメンテナンスが再発防止につながったりと、定期検診の役割は多大です。毎日の歯みがき同様、定期検診を習慣化することをおすすめします。

仙台市 北四番丁の歯医者 ルミエールデンタルクリニックの院長は日本歯周病学会の歯周病専門医の認定を受けています。日本歯周病学会が歯周病治療の知識や経験を持つものとして認めた歯科医師に交付する資格認定制度です。歯周病治療の知識を常にブラッシュアップし、適切な治療が行える歯科医師であるように努力しております。患者様に安心して歯周病治療や予防処置をお受けいただきたいと考えております。

 

歯周病が与える全身への悪影響

歯肉は身体の中でも非常に敏感な組織であり、お口の中は微生物、細菌などが最も多く存在している場所です。近年の研究により、全身疾患と歯周病の関連性が指摘され始めています。

歯周病との関連が
指摘されている疾患

  • 心筋梗塞
  • 動脈硬化症
  • 肺炎
  • 骨粗しょう症
  • 早産
  • 糖尿病

特に糖尿病は歯周病のハイリスク因子となっています。糖尿病患者の歯肉溝液中には、歯周病を進行させる炎症性物質が多く、また歯周病原菌の内毒素などが直接・間接的に糖尿病に関与しているといわれています。

喫煙者は歯周病になりやすい?

統計的に、喫煙する人は喫煙しない人よりも歯周病にかかりやすいというデータがあります。タバコに含まれる化学物質は、歯肉からの出血を抑えたり、歯肉を硬くするため、歯周病にかかったとしても症状に気づきにくく、結果として知らないうちに歯周病が進んでしまうためです。また、タバコを吸うことで末梢血への影響があるため、歯周病の治りが悪くなるともいわれています。

飲酒と歯周病の関係

お酒をよく飲む人も、歯周病になりやすいといわれています。お酒そのものが歯周病の原因となるわけではなく、お酒を飲んだ後は歯を磨かずに寝てしまうというケースが多いため、そうした習慣が歯周病を進行させやすいのです。

女性には歯周病になりやすい
時期がある

妊娠中の女性

妊娠中の女性は、口腔内に分泌されるホルモンの影響で、歯肉の炎症が起こりやすくなっています。また、つわりなどで歯みがきが疎かになることもあるため、歯周病になりやすい傾向にあります。

閉経前後の女性

閉経前後の女性は、ホルモンバランスの影響で歯肉の上皮が剥がれ落ちてしまうことによる歯肉の炎症(慢性剥離性歯肉炎)を引き起こすことが多く、歯周病になりがちです。

マタニティー歯科

当院では妊娠中の患者様に、生まれてくるお子様のお口の中の健康を、生まれてくる前から守ることができる「マタニティー歯科」をおすすめしています。むし歯や歯周病は感染病のため、お母さんやご家族がむし歯菌や歯周病菌を持っていると、当然お子さんにも感染するリスクが高まります。しかし、お母さんがマタニティー歯科を受けている場合、お子さんがその菌に感染することを予防したり、感染時期を遅らせることができるのです。

妊娠中はホルモンのバランスが崩れ、歯ぐきが腫れやすくなります。そうして歯周病を引き起こしてしまうと、赤ちゃんが低体重児で生まれてくる可能性が高まります。安全な出産をしていただくためも、マタニティー歯科で妊娠中のお口の中の健康を維持していくことが重要になります。

「primary-primary prevention」という言葉があります。「primary prevention」というのは、生まれてきたお子様自身に行う予防歯科のことで、そこにもうひとつ「primary」を加えることで、まだお子様がお腹の中にいる妊婦さんの段階から介入していく予防歯科という意味になります。これが、お腹の中のお子様のために行う「マタニティー歯科」です。マタニティー歯科で一世代前からの口腔衛生の介入をしていくことで、お子様のお口の中の健康を守っていきましょう。

なお、妊娠中は安定期であったり、体調が良ければ問題なく治療が可能です。お薬を使った治療やレントゲン撮影などを極力行わずに診療を進めていきます。どうしてもお薬が必要といった場合でも、産婦人科の先生と連携しながら安全なものを選んで使用いたします。当院では被ばく量の少ないデジタルレントゲンを採用しています。これは、日差しの強い日に外を1~2時間散歩する程度の被ばく量ですから、身体に悪影響はありません。妊婦さんでも安全にお受けいただける診療をご提供いたしますので、ご安心ください。

 

基本&ステージ別歯周病治療

  • 1回目(初診):診査(レントゲン、口腔内写真)・治療の流れの説明・応急処置
  • 2回目:唾液検査・治療方針説明・歯磨きチェック・スケーリング
  • 3回目:精密検査・スケーリング・ルートプレーニング

基本的な歯周病治療【SPR】

SPRとは、スケーリング・ループトレーニングの略で、麻酔をしながら歯周ポケット内の歯石を専用の器機で取り除く、歯周病の基本的な治療方法です。歯周病が進行すると歯周ポケットに歯石が溜まります。通常のスケーリングでは取り切れない、歯ぐきの中に埋まった歯石をSPRで取り除いていきます。
SRPは歯ぐきの中の歯石をとるときに痛みを伴うこともあるので、麻酔をすることが多いです。このように丁寧に歯石をとるため、一度に行えるのは4~6本程度で、SRPを全部の歯に行うためには4-6回程度の来院回数をお勧めしています。
歯周ポケット内の歯石は、ブラッシングで取り除くことは難しいので、歯科医院で特別な器具を使って除去する必要があります。

SPR治療の手順
  1. SPR1回目
  2. 精密検査
  3. 精密検査の結果、再治療が必要な場合は再SPRもしくは外科的な治療を行います。経過良好な場合はメインテナンスを行います。

当院の歯肉炎治療の特徴

歯肉炎とは、歯周病になる手前であり、「歯ぐきが赤みを帯びて腫れたような状態になる」「ブラッシングをした時に出血することがある」といった症状が現れます。歯周ポケットにプラークが溜まり、プラークに潜む歯周病菌によって歯ぐきに炎症が起こります。歯ぐきにのみ炎症が起きている状態で、歯を支える顎の骨には影響は及んでいません。
歯肉炎の段階では痛みがないため、なかなか症状に気付くことができません。歯ぐきの腫れや出血があっても「たいしたことはないだろう」と放置してしまう人も多いようです。しかし、放置しておくと次のステージである歯周炎へと進行してしまうため、歯肉炎の段階でしっかりとケアしておきましょう。
まずは歯科医院でのメンテナンスを受け、毎日適切なブラッシングを行うことが重要です。歯肉炎の段階では歯周ポケットも浅いため、しっかりとプラークを除去することで改善・完治します。

当院の軽度歯周病治療の特徴

歯肉炎が進行して、さらに細菌感染が進んだ状態です。軽度歯周炎では歯ぐきの炎症に加え、歯を支える顎の骨が溶かされ始めます。症状としては「歯ぐきが赤くなって腫れる」「ブラッシングや食事の際に歯ぐきの縁(境目)から出血する」「冷たい水がしみることがある」「指で歯を押すと前後に動く」などです。

この段階になると、歯周ポケットも2~4mmと徐々に深くなってきます。そこにプラークや歯石が溜まりやすくなり、放置しておくと中度・重度の歯周炎へと進行していきます。歯周病によって失われた歯や歯ぐき、顎の骨は二度と戻ることがありません。当てはまる症状がある方は、早急に適切な治療を受けましょう。

軽度歯周炎の治療は、ブラッシングとスケーリング、デブライトメントが中心となります。専用の器具で歯周ポケットに溜まったプラークや歯石をしっかりと取り除き、ご自宅でのブラッシングを徹底することで改善・治癒させていきます。

当院の中度歯周病治療の特徴

軽度歯周炎が進行し、さらに顎の骨が溶かされた状態です。症状としては「歯ぐきの腫れがひどくなりブヨブヨと腫れぼったくなる」「歯ぐきからの出血が増える」「歯周ポケットから膿が出る」「口臭が強くなる」「歯ぐきが痩せて、歯が長くなったように見える」「歯が前後左右にグラつくようになる」「歯が浮いたような感じがする」「固いものを噛んだ時に違和感や痛みを覚えることがある」などです。

歯周ポケットは4~6mmとさらに深くなり、歯ぐきの隙間にプラークや歯石がぎっしりと溜まっています。この状態まで進行すると、歯周ポケットの奥まで歯ブラシの毛先が届かないだけでなく、痛みも感じるのでご自身で歯みがきがしにくくなり、さらに症状が進行していきます。放置すると症状が悪化していく一方ですので、すぐに治療を受けてください。

中度歯周炎においても、プラークや歯石を除去することが治療の基本になります。そのため、スケーリングやデブライトメントを中心に行います。ただ、この段階では歯周ポケットが深くなっているため、痛みを感じやすい方、歯周ポケットが深い方は麻酔の注射をして行います。歯周ポケットからプラークや歯石を完全に除去するのが難しいケースがあり、その場合は歯周外科治療(フラップ手術)が必要になることもあります。

当院の重度歯周病治療の特徴

重度歯周炎では、歯を支えている顎の骨が大きく溶かされ、歯のグラつきがひどくなります。「歯ぐきが真っ赤に腫れあがり、膿が出る」「歯ぐきからの出血がひどくなる」「食事にも支障が出る」「歯の隙間が目立つようになる」「歯が長くなったように見える」「口臭が強くなる」などの症状が現れます。歯周ポケットは6mm以上と非常に深くなり、歯根には多量のプラークや歯石が付きます。この状態を放置しておくと、やがて歯が抜け落ちてしまいます。

重度歯周炎においても、治療の基本はプラークコントロールになるため、スケーリング、デブライトメントやフラップ手術で徹底的にプラークを取り除き、細菌を減らしていきます。同時に、顎の骨が大きく失われているため、それを回復させるための治療も必要となります。エムドゲインやGTR、骨移植などがあり、症例に合わせて最適な方法を選びます。また、歯周病によって顎の骨が溶かされてしまったことで生じる歯ぐきの見た目を回復するために、歯ぐきの再生治療を行う場合もあります。

 

歯周組織再生療法

※症例によっては保険適用外となります。

GTR法:組織誘導再生法

歯周病によって失われた骨の部分に、医療用ゴアテックスの皮膜を被せて骨を再生させる治療方法です。
まず、歯周ポケットの汚れを取り除き、特殊な人工膜を入れ、歯槽骨・歯根膜が回復するスペースを作ります。その後、歯肉が再生し、さらに歯槽骨がゆっくりと回復してきます。歯肉が再生した後、再手術でメンブレントを取り除く必要がありますが、この方法を行うことで歯槽骨の状態が悪かった方でもインプラント治療が可能になります。特に、広範囲での再生が必要な方に適した治療法です。

GBR法:骨組織誘導再生法

GTR法と同じく、骨再生のスペースを作る方法のひとつです。GTR法との違いは、骨再生のためのスペースに移植骨や骨代替材などを充填して、骨の強度や密度をさらに向上させるという点です。

歯周組織再生療法

欧米人に比べて日本人の歯肉は薄いため、GTR法の手術が困難だったり、術後の細菌感染が懸念されるケースがあります。歯周組織再生療法は、歯周病に侵された歯周ポケット内部の汚れや細菌を取り除いた後、特殊なたんぱく質などの薬剤を注入して歯周組織を再生させる治療法です。1回の治療で効果が現れる上に、GTR法と違って再手術も不要です。ただし、GTR法に比べると、再生できる範囲は狭まります。

代表的な薬剤であるエムドゲインは、スウェーデンで開発されたタンパク質の一種を歯根の表面に塗ることで、歯が生えてくる時と同じような環境を作り、歯周組織の再生を促します。エムドゲインの主成分は「エナメルマトリックスデリバティブ」と呼ばれる、豚の歯胚組織から作られています。現在、世界の約40カ国以上で使用され高い安全性が実証されています。日本国内においては、2002年に厚生労働省の認可を受けており、感染症などの報告がなく、安全で治療効果が高いとされています。

エムドゲインの最大のメリットは、歯周病によって失われてしまった槽骨や歯根膜などの歯周組織歯を再生させることで、歯周病で歯が失われるのを防ぐ可能性が高くなることです。また、歯周病によって顎の骨が溶かされ、歯ぐきが下がることで歯が長く見えてしまうケースがありますが、エムドゲインで顎の骨を再生すれば歯ぐきも盛り上がるため、見た目の問題も改善されます。適切なブラッシングがしやすくなり、プラークや歯石が溜まりにくい形態になります。これによって、歯周病の進行や再発のリスクを低減できます。

リグロスによる方法(保険適用)

世界初の日本発の歯周組織再生医薬品です。合成の成長因子製剤で歯周病で失われた歯槽骨、セメント質及び歯根膜の再生を促進し、もとの状態に近い歯周組織を形成させます。手術後若干の腫れがあることが多いですが、保険適用の薬剤ですので、うまく使って治療しましょう。

 

スケーリングとは

スケーリングとは歯石を取る治療です。歯科医師や歯科衛生士がスケーラーと呼ばれる専用機器を用いて歯根面から歯石を除去します。スケーラーには手動で使う「ハンドスケーラー」や超音波による「超音波スケーラー」などがあります。

歯周病の直接的な原因は、生きた歯周病菌が潜んでいるバイオフィルム(プラーク・歯垢)です。そのため、歯周病治療においてはプラークを取り除く処置が重要になってきます。

一方の歯石は死んだ細菌の塊であり、歯石の中に細菌の毒素が残っています。歯石の表面はデコボコでザラザラしているため、バイオフィルムが必ず付着します。そのため、歯周病の発症・進行を抑えるためには、スケーリングで歯石を取り除くことも必要なのです。

 

歯周病に特化した
メンテナンスの【SPT】

SPT(歯周病安定期治療)とは、「サポーティブ・ペリオドンタル・セラピー(supportive periodontal therapy)」の略称で、歯周病治療後の再発防止と、再発が起こってしまった場合に早い段階で適切な処置を施すために、連続的な経過観察と予防処置を行うことです。

最近、歯周病の予防に関しては、「メンテナンス」ではなく、この「SPT」という用語を使うことが、国内外の歯周病学会から提唱され始めています。つまりは、メンテナンスの中でも、「歯周病のリスクが中程度から高いレベルの患者さまを対象として特化した予防理念」といえるでしょう。

歯周病は症状が出にくい病気で、腫れる、出血する、歯がグラつくといった症状が出たときには、取り返しがつかないところまで進行しているケースが珍しくありません。日頃のセルフケアも大切ですが、専門家による継続的なメンテナンスも不可欠であるとお考えください。